中央診療部門

排泄情報センター


排泄管理向上による地域貢献と高齢者のQOL向上

大学の知識・技術・人材を生かした地域貢献をめざすとともに、名古屋大学の使命として、全国レベルでの高齢者介護・看護の質の向上、高齢者のQOL向上、介護予防への貢献をめざします。

中央診療部門概要

名古屋大学排泄情報センターホームページ

<部門紹介>
高齢者のQOLに対する社会的関心の高まりや介護保険の導入などにより、高齢者に対してより質の高い医療・看護・介護を提供するシステムが整備されつつある一方、高齢者ではQOLを損なう大きな問題として排泄障害がみられます。高齢者における排泄障害の頻度は高く、排泄の問題は人間の尊厳に関わるのみならず、実際に高齢者の精神的打撃や運動制限を引き起こし、不適切な排泄管理は治療機会の喪失、寝たきりや認知症の誘発につながることも少なくありません。しかし、排泄の問題は、高齢者の医療・看護・介護において極めて重要な問題であるにもかかわらず、排泄管理に関わる知識や取り組みは不十分で、安易なカテーテル留置やおむつ使用など、不適切な排泄ケアが行われていることが少なくなく、本邦の生活水準や医療水準にみあった管理が行われていない現状にあります。高齢者の排泄管理の向上をはかり、QOLの改善、寝たきり予防をはかるためには、上記の課題について改善を行っていかなければなりません。そのためには、地域の保健行政を預かる地方自治体と、排泄の問題について知識や技術、またその教育について豊富な人材を擁する大学が協力して事業を行うことが極めて有効で、本センターは高齢者排泄管理の向上を目的とし、極めて大きく切実な地域のニーズに応え、愛知県と連携して大学の知識・技術・人材を生かした地域貢献をめざすとともに、名古屋大学の使命として、全国レベルでの高齢者介護・看護の質の向上、高齢者のQOL向上、介護予防への貢献をめざしています。

<特色>
名古屋大学排泄情報センターは、平成15年度文部科学省地域貢献特別支援事業の事業費支援を得て平成15年4月に開設し、行政や民間組織と協力しながら、名古屋大学の地域貢献事業として高齢者排泄管理の改善事業に取り組んできています。高齢者の排泄改善を、高齢者のQOL改善、寝たきり防止、介護予防の柱と位置づけ、1)排泄管理に関する官・民・学の連携、2)排泄管理に関する指針の作成、3)教育・啓蒙、4)情報源の創設、5)排泄に関わる専門コメディカルの養成、6)地域における排泄管理モデルの創設、などの方策にもとづいて種々の活動を行っています。

<実績>
・名古屋大学排泄情報センターのネット・ファックスによる双方向情報交換システムを構築し、排泄問題に関する相談・回答システムを創設しました。
・排泄情報センターのホームページ「チャンネルまる」により、排泄管理に関する情報や排尿障害診療機関一覧などを開示しています。
・排泄管理の専門コメディカル「排泄機能指導士」の養成システムにより、計206名の排泄機能指導士を養成・認定し、平成26年3月より第十二期の講習を実施予定です。
・排泄機能指導士の活動報告の場として創設した排泄ケア・排泄機能指導研究会を毎年開催しています。
・一般市民、介護・看護系専門職、医師を対象とした種々の講演会を行い高齢者の排泄管理について広く啓発・教育を行っています。

<診療(活動)体制>
部長と数名のスタッフで運営されています。

<先進医療>
なし

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センター長の名前

後藤百万(教授)