中央診療部門

外科系集中治療部

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科学的根拠に基づき安全・安楽な医療と看護を提供します

 外科系集中治療部は外科系診療科に所属する患者さんのうち、単一診療科では管理が困難な、複数臓器に重篤な機能障害のある患者さんを、各種の生体監視装置や生命維持装置も用いながら生命危機から救うことを使命とする病院の中枢部門です。脳神経外科、心臓外科、血管外科、呼吸器外科、消化器外科、小児外科、整形外科、耳鼻咽喉科などで大手術を受けられた患者さんや補助人工心臓の装着や臓器移植の手術後はもちろん、急性大動脈解離の内科的治療、腹部大動脈瘤切迫破裂の術前、長期に化学療法をしている患者さんの発熱性好中球減少症、手術が必要な重症多発外傷、術後遠隔期に起こった誤嚥性肺炎や重症急性肺炎、各種耐性菌による敗血症性ショック、軟部組織感染症、肝不全、急性脳症、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、持続血液濾過透析(CHDF)が必要な急性腎不全なども治療します。

 当外科系集中治療部の2014年の年間治療患者数は1242名、死亡者数は18名、死亡率は1.45%でした。病床数は16床であり、集中治療を体得した専従医師(集中治療専門医または麻酔科専門医)が中心となって24時間体制で診断・治療にあたっています(このような24時間365日、患者さんのベッドサイドで集中治療専門医が診断治療を絶え間なく行うICUは全国でも非常に稀です)。外科系集中治療部専従医師は毎日朝夕に主治医科および看護師、薬剤師、技師と合同でカンファレンスを行い、その日ごとの細かい治療方針を決定しています。看護師は昼間は患者さん1名に対し1名以上、夜間は患者さん2名に対し1名以上の割合で配置され、24時間体制で看護に当たっています。また薬剤師も専従で配属されており、これらスタッフ一丸となって患者さまの治療を行っています。

 集中治療部に勤務するすべてスタッフは患者さんの状態を迅速・的確に把握し、個別性・プライバシーを尊重した上で、科学的根拠に則って安心できる医療と看護を提供することを目標としています。必要時には患者さん・ご家族のご意思も十分にお聞きし、それに沿った治療を選択します。患者さんを救命し、一日も早く社会復帰を果たしていただけるよう、診療内容の質・安全性ともに、名古屋大学医学部附属病院の最高水準レベルを常に維持していくことを使命としています。

部長の名前

貝沼 関志 (外科系集中治療部 部長、病院教授)