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本学大学院医学系研究科 腫瘍病理学 榎本 篤准教授が平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞しました

2013年04月16日

 

 平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者が決定され、本学大学院医学系研究科 腫瘍病理学 榎本 篤准教授が「生後の血管新生および神経新生の分子機構の研究」により、平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞しました。

 

 「科学技術分野の文部科学大臣表彰」は、文部科学省が科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者についてその功績を表彰する制度で、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的としています。今回受賞した「若手科学者賞」は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を対象とした賞になります。

 

 授賞式は、4月16日(火)に文部科学省で執り行われました。


生後の血管新生および神経新生の分子機構の研究

氏 名  榎本 篤 (えのもと あつし)

 

現 職  国立大学法人名古屋大学 大学院医学系研究科 准教授

 

業 績  これまで発生期における血管系や神経系の形成機序については多くの知見が明らかにされていたが、生後・成体期における血管新生および神経新生の分子機構は未解明の課題が多く残されていた。
 氏は、細胞骨格に関連する分子Girdin(ガーディン)を同定し、本分子が血管内皮細胞や神経芽細胞に発現していることを示した。細胞生物学的研究や遺伝子改変動物の機能解析を通して、本分子が生後の血管新生および神経新生の細胞運動能に重要であることを明らかにした。神経新生では、統合失調症発症脆弱性因子として知られるDISC1とGirdinが協調して機能することを示した。
 本研究成果は網膜症、がん組織の血管新生、および統合失調症等の病態の理解に寄与するものであり、これらの疾患の新規治療法に結びつくものと期待される。

 

主要論文: 「Roles of disrupted-in-schizophrenia 1-interacting protein girdin in postnatal development of the dentate gyrus」Neuron誌、p774~787、2009年9月発表
「Regulation of VEGF-mediated angiogenesis by the Akt/PKB substrate Girdin」Nature Cell Biology誌、p329~337、2008年3月発表

 

 

詳細は、文部科学省のホームページをご覧ください

平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について