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学部教育

科目紹介(基礎医学系)

解剖学

解剖学は人体の構造を解析する学問です。肉眼解剖学の実習では、貴重なご遺体(献体)を使用させて頂き、循環器や筋・骨格など各システムの全容を系統立てて学習するとともに、頚部、腹部などの部位ごとに構成要素群の近隣関係性の熟知に務めます。組織学では、細胞やその集合である組織の構造を顕微鏡レベルで理解し、各臓器が独自の機能を発揮するための基盤となる構造を学びます。神経解剖学では、脳および脊髄の構造について知り、痛みや触覚がどのようにして伝達されるか、身体の各部分の動きがどのようにして制御されるかなどを学びます。発生学ではこうした人体の構造がどのように生じるのか、受精以降の一連の出来事を学びます。

生理学

生理学は生体機能の仕組みを解析する学問です。第一講座では神経回路の動作機構、消化管運動リズムの形成機構及び細胞内カルシウム動態の研究を、第二講座ではイオンチャンネル及び機械刺激受容変換機構の研究をしています。これらの研究は細胞の大きさや形、細胞の移動などの仕組みの解明に貢献しています。また神経細胞におけるシナプス伝達、神経回路形成の研究も行っています。

生化学

酸素を含む蛋白質、脂質、遺伝子(DNA、RNA)、ビタミン及びホルモン等の調節因子が細胞内で働く機構を解析する学問です。第一講座は細胞膜糖蛋白質及び成長分化因子の研究を、第二講座は糖転移酸素及び細胞内情報伝達機構の研究をしています。

薬理学

薬剤が持つ効果を遺伝子、蛋白質レベルにおいて解析する学問です。当教室では、細胞形態変化、細胞分裂、神経回路形成などに関与する蛋白質及びカルシウム結合蛋白質の研究を行っています。

病理学

病理学はヒトの病気の成り立ちを学ぶ「基礎と臨床の架け橋」となるコースであり、総論・各論と症例検討より構成される。病理学ではHE染色を基本とした形態学を普遍的軸足として重視している。これはひとえに臓器における病態の俯瞰的な理解が容易であることによる。熟練した病理医は、何十種類もの細胞が入り交じりながら数万個存在する組織の病理標本をひとめ見ただけで診断をくだすことができる。平成22年度よりバーチュアルスライドシステムを導入し、教育の充実を図っている。

細菌学

細菌学は人類に病気を引き起こす細菌について研究する学問分野です。 病原細菌は様々な病原因子を持ち、腸管系や呼吸器系など多様な臓器の感染症の原因となり、また、近年、種々の薬剤耐性菌の地球規模での蔓延が大きな問題となってきました。特に病院等では、多剤耐性菌の伝播が大きな問題となっています。そこで、当教室では、種々の病原細菌について、病気を引き起こすメカニズムや薬剤耐性獲得の分子機構などを研究しています。

医動物学

人間の健康を阻害する病原体のうち寄生虫やその感染により引き起こされるマラリアやエキノコッカスなどの病気について研究する寄生虫学と、病原体を媒介する昆虫などの動物を扱う衛生動物学からなる学問です。

免疫学

免疫系は微生物に対する感染防御機構として進化してきたものと考えられ、ひとでは巧妙な仕組みができあがっているが、そのことがまた種々の疾患の病態形成に深く関わっている。当教室では好中球、マクロファージ、T細胞の機能解析を疾患との関連で行っている。特に老化にともなって起きてくる病態の免疫解析と機能不全になった組織のiPS細胞による再生の研究を行っている。